LGS 650 中・大型光源用ゴニオフォトメーター


角度に依存した測光量の測定
LGS 650は、中型から大型のSSL光源やLEDモジュールの角度に依存した配光特性を測定するために特別に開発されたもので、大型のLGS 1000に比べて省スペース、且つ価格を抑えた製品です。
サンプルを水平点灯させた状態で測定し、γ軸を中心としたサンプルの放射方向に±160°の角度範囲で移動させます。0.01°という高い角度分解能により、高精度で再現性の高い測定が行えます。LGS 650は、直径1300 mm、最大重量10 kgまでのサンプルを取り付けることができます。またCIE、DIN、IESのすべての関連規格に準拠しています。
CAS 140DなどのInstrument Systemsの分光器と組み合わせることで、放射量、色度、測光量の角度特性を高精度で測定することができます。特にスピードが重要視される測定に対しては、新型の光度計DSP 200をご提供しています。DPS 200を使うことで、ゴニオフォトメーターが移動している間でも “オンザフライ” 測定が可能となります。これらの測定結果は、機能が豊富なソフトウェアSpecWin Proで分析されます。
LGS 650 – 主な特長
- 水平光学軸搭載 タイプCのゴニオフォトメーター(直径1300mm、重量10㎏までのサンプルに対応)
- 光度分布と光束量を正確に測定
- 分光スペクトルおよび色度値の角度依存性を高精度で解析
- IESおよびEULUMDATフォーマットでのデータ出力が可能
- サンプルへの電源供給や電気特性の測定、および測定プロセスの設定がシンプルかつ直観的
- 繰り返し測定を伴う作業でも、電源オンからルーチン測定まで容易に構成可能
- 広範で適応性のある測定ログとレポート機能搭載
色度の配光特性から光束量の測定まで
特定の測定業務において関連するガイドラインでは、光度計または分光放射計を備えたゴニオメーターの使用を推奨しています。Instrument Systemsは、この2つのタイプについて最高水準の測定精度を持つ計測機器を提供しています。
LGS 650は、LGS 350と同様にユニバーサル サンプルホルダーを使うことで、中型のLEDモジュールや照明器具のさまざまな測定に対応しています。規格への適合性の確認からエネルギー効率の分類まで、その用途は多岐に渡ります。